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2006年11月20日

【妊娠百科事典】インフルエンザと予防接種

妊娠中はインフルエンザ予防接種を受けられるか否かですが、
インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンなので、
胎児に影響を与えるとは考えられていませんが、
国内ではその影響についての調査数が少なくはっきりした結論が出ていないため、
現段階では状況により予防接種を受けた方が良いとされる場合に、
医師と相談して接種することも可能という感じなので、
基本的には接種は避ける方向にあるようです。

アメリカでは妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすいので、
接種するなら妊娠初期13週前後までを除いた時期に行うのが
望ましいとされています。

妊娠に気づかずに接種をしてしまった場合でも、人工妊娠中絶をする必要はないと
考えられていますが、医師と相談することが必要です。
今のところ妊婦に接種した場合に生ずる、特別な副反応の報告はないそうです。


妊娠初期3ヶ月までの間に母親がインフルエンザにかかると、
胎児が統合失調症になるリスクが7倍に高まるという研究結果があるそうです。
妊娠中期以降にかかった場合は、このリスクが高くなることはないようです。
ですが、服用する薬には胎児に影響を与えるものもありますので
注意が必要です。


また授乳中に予防接種を受けても、母乳から子供に影響することはありません。
なのでお母さんが予防接種を受けたからといって、
母乳を介して子供には予防接種の効果は移行しませんので、
子供にも直接予防接種を打つことが必要です。

もし授乳中にインフルエンザに感染した場合も、
ウイルスは主に喉などで増殖するので、
血液中にウイルスが存在することは極めて稀だそうで、
存在しても非常に微量であると言われています。
よって母乳を介して子供に感染することはほとんど無いようですが、
実際授乳するとなるとどうしても子供との距離が近くなるので、
子供への感染を予防するのは難しいかと思います。
(その前に高熱などで授乳する体力があるかが問題ですが(-_-;))

また服用する薬は母乳を介して子供に移行して影響を与えるものもありますので、
医師との相談が必要です。


インフルエンザを予防するには、流行時期に外出を控え、
人込みに行かないとか、外出から帰ったら着替えて手洗い、うがいをし、
脱いだ服は8時間くらいは触らない(ウイルスは8時間前後生きているそうです!)と
いった方法があります。
ちなみに普通のマスクは、残念ながらウイルスを簡単に通します(-_-;)


インフルエンザにかかってしまった場合ですが、
市販のかぜ薬は熱、咳、鼻水などの症状を抑える薬なので、
こういった症状を弱冠緩和することはできるかもしれませんが、
インフルエンザには直接効きません。
インフルエンザかなと思ったら、自己判断で薬などを飲ませたりせず、
なるべく早く医療機関を受診しましょう。

2006年11月14日

【妊娠百科事典】新月&満月、満潮&干潮と出産

皆さんも御存知の通り、地球には「」という衛星があります。
地球の大きさの割りには大きすぎる衛星なので、
その引力が地球に色々と影響を及ぼします。
海の潮の満ち干きが最たる例ですね。
そんな月の力はもちろん自然界だけでなく、私たち人間にも影響を
及ぼしています。
私たちの体内には水分がありますから影響を受けやすいのです。

その力が最も強く影響をするのが新月満月の時です。
その時期は身体のホルモン分泌が狂ったりして、精神的に不安定になったり、
攻撃性が高まったりする事が分かっています。
なので新月満月には犯罪がおきやすいそうです。

またその時期は出血もおきやすく、女性の場合、月経が始まる女性も多いと
いう統計もあるとか。


新月満月=大潮に出産が増える」というのもよく聞く話で、
アメリカでは実際、新月満月の時期に出産数が増加する傾向にあると言う
研究結果があるそうです。
の影響を強く受けやすい赤道に近い地方ほど、その傾向が強いそうです。
日本でも新月満月の1日前と3日後に出産数が最大になることが
確認されているとか。
ちなみに10%程増加するそうです。

またの引力=潮の満ち干きは出産に影響を及ぼすそうで、自然な出産は、
満潮に向かって陣痛が進み、干潮に向かって遠のいたりすることもあるそうです。
そして満潮と干潮の差が大きい大潮である新月満月の時期は、
出産が増え、安産であることが多いとされています。
その時期は出産が多くて、病院のベッドが足りなくなる、なんてことも。
大潮の時期は陣痛が着き易く、小潮の時は陣痛が着きにくく出産が長引くといった
言い伝え?も有るようです。


ちなみに私の場合、娘が生まれたのは新月の3日前の若潮でした。
新月どんぴしゃではありませんが、出産ラッシュでベッドは満床でした(^_^;)
ちょうど干潮時から25分間隔で陣痛が始まり、1度目の満潮を越えて
次の干潮時前に一度陣痛が弱まりました。
そして再度満潮に向かって陣痛が強くなって行き、ちょうど満潮時寸前に
出産しました。

潮の満ち干きにはうまく乗っていたようですが、娘が回旋異常を起こし、
3360gと大きかったので、結局吸引分娩で難産でしたけどね(-_-;)


また人間は受精した日の月齢とほぼ同じ月齢の時期に産まれるとか。
(大体、出産予定日がそうなるようになっているのですが。。。)
私は不妊治療をしていたので、大体受精しただろう時期が分かるのですが、
まさしくウチの娘はほぼ同じ月齢で生まれてきました。
不思議ですね〜☆