【不妊の原因】多嚢胞性卵巣症候群と糖尿病
多嚢胞性卵巣症候群(PCOSまたはPCO)の体質に、糖尿病もしくは
その前段階である境界型糖尿病の状態である人がいることが最近知られてきました。
なので、私も糖負荷検査なるものを受けたことがあります。
(詳しい検査手順などはカテゴリ「私の治療体験記」の2003.05.16と05.26の日記を
御覧下さい。ちなみに私の場合は検査の結果、糖尿病ではありませんでした)
ちなみに境界型糖尿病は気をつけないと、1/3の人はU型糖尿病(インスリン非依存)
になり、1/3は境界型のまま、1/3は正常値に戻るというデータがあるとか。
そういうわけで最近は多嚢胞性卵巣症候群で、排卵が起こりにくい場合、
血糖検査やインスリン検査も行なう場合があります。
インスリン抵抗性が高い場合には、アンドロゲン(男性ホルモン)増加を招き、
卵胞の発育を抑えられてしまいます。
そこでインスリンを下げ、血糖値を安定させ、脂質代謝の是正、体重も増加させない
糖尿病治療薬(メトフォルミン=グリコラン)を服用する治療を用いる場合が。
これを「メトフォルミン療法」と言います。
(詳しくはカテゴリ「不妊の治療法」の該当項目を参照して下さい。)
この治療によって他のホルモンのバランスも取れ、無排卵だった人が、
これだけで排卵を起こすようになる場合もかなりあるそうです。
効く人には効く、効かない人には効かないという話もありますが。。。(-_-;)
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投稿者 aoiki : 2006年08月21日 14:37
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