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【不妊の治療法】多嚢胞性卵巣症候群(PCOSまたはPCO)

多嚢胞性卵巣症候群の症状については【不妊の原因】の該当項目を参照して下さい。

多嚢胞性卵巣症候群の治療法ですが、初めはクロミッドなどの軽い排卵誘発剤
服用で排卵を誘発します。
個人個人によって効き目のある薬の種類も量も使い方も様々なので、
最初はクロミッド1錠を5日間服用など軽めの量で試していくと思います。
効き目がなければ量を少し増やしたり、薬の種類を変えたり、
HMGなどの注射(基本的に毎日)の排卵誘発に変更したりと言う措置が取られます。
これにより70%の女性が正常な排卵が促され生理が回復し、
30%は治療開始から3カ月以内に妊娠すると言うデータもあるそうです。

多嚢胞性卵巣症候群の体質は、最初から強めの排卵誘発を行うと、卵巣が過剰刺激されて
卵巣がとんでもなく腫れることがある(別記、【治療の副作用】卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を参照して下さい)上、
排卵した際に分泌される大量のホルモンの影響で生命の危機を伴う場合もあります。

そういった点から、この体質の方はちゃんとした不妊治療の知識のある婦人科に
かからなければ重篤な事態になりかねないことを知っておいて下さい。
また、卵胞がたくさんできる体質の人もいるので、多胎妊娠の可能性も高まります。

最終的に外科手術的な治療法もあります。
以前は開腹して卵巣を楔状に切除を行うことで、排卵しやすくさせていました。
このことにより男性ホルモンが減少、切除した傷口がやわらかくなる為排卵しやすくなるのですが、
2週間ほどの入院が必要で、癒着などを起こして逆に妊娠しにくくなったり、
また術後の数周期のみ排卵してまた無排卵に戻ったりするということもあります。
なので、今ではあまりされていません。

今では腹腔鏡手術によって、卵巣の表面にレーザーや電気メスで無数の穴を開ける方法が
用いられています。
私もこれを行って、妊娠にたどり着きました。
ちなみに私のお腹の中の画像があるので興味のある方は見てみて下さい。↓
★腹腔鏡ラパロ画像★
(画像が4枚ありますが、上2枚は私の卵管采、下2枚が卵巣の画像で、
 向かって左が手術前、右が手術後になります。)

体に負担も少なく入院も4日程度で、小さい穴なので癒着はしにくいです。
ただ手術の効き目は切除手術と同じで、術後の数周期のみ排卵してまた無排卵
になる確率は高いと言う点ではあまり変わりないようですが(^_^;)

なので術後、排卵してるうちに早く妊娠するのがベストで、私も術後しばらくは
自然排卵していたのですが、しにくくなってきたタイミングを見計らって、
人工授精を行って妊娠に至りました。

ちなみにその後無事出産し、不思議と34日周期とちと普通の人よりは長めでしたが
自然排卵し続け、一度自然妊娠できました。
残念ながらその時は流産したものの、その後また自然妊娠し、第二子出産に至りました。
(ちなみに上の子と下の子の年は4才差です。)
第二子出産後も不思議と生理はほぼ月1回で安定しており、
まだ手術の効果が続いているというわけです。

卵巣表面の穴が塞がらないうちに妊娠でき、産後体質が変わったのか、
ホルモン分泌がその後うまくいっているようです。

まあ、こういうラッキーな例もあるってことで…(^_^;)


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投稿者 aoiki : 2006年06月29日 00:04

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