2018年11月アーカイブ

【がん関連本】

【がん関連本】「がんが自然に消えていくセルフケア」

 

がんが自然に消えていくセルフケア 毎日の生活で簡単にできる20の実践法」

野本 篤志 著

 

 

冒頭に著者のお母さんの話が記載されているのですが、

このお母さんが手術後、抗がん剤を使わず代替治療やセルフケアで

寛解したという体験記を載せているのですが、

実際は4度も転移を繰り返しているので、

実体験としてセルフケアがものすごく有効だという参考例になるのかは

ちょっと信ぴょう性に欠けるかも...と個人的には思いました。

 

ただ、抗がん剤副作用にずっと苦しめられることなく、

生存率が低い胆管がんの最後の手術から、

おだやかな人生を7年も送ることができたのなら、

それなりに効果があったのではとも思います。

 

そんな著書の内容は以下の通りです。

途中、私が疑問に思った点は書き添えておきます。

 

・運動不足や浅い呼吸が無酸素呼吸を促し、がんを増殖させる。

・運動は血行を良くし、体温を上げるので免疫力がUPする。

 

・飲酒は男性一日2杯程度(ビールなら500ml、ワインなら200ml、

   ウイスキーなら50ml、日本酒なら一合)

 女性はその半分で、1日1杯以下が許容範囲。

 (※個人的には休肝日が必要だと思います(^_^;))

・赤身肉は1日80g以下を推奨。

   動物性タンパク質は肝臓にも負担をかけるので、免疫力を低下させる。

・塩分は1日6g以下

・塩分を減らしてカリウムを取る。

 ファイトケミカルが豊富な新鮮な野菜を皮ごと野菜ジュースにすると良い。

 (1日1~2L)

 (※著者はニンジン(α・βカロテンが抗がん作用があるため)を勧めていますが、
  ニンジンは糖質が多いので個人的には過剰摂取はどうかと思います。
  またβカロテンは喫煙者が摂取すると肺がんを誘発するので逆効果です。)

・カビや食品添加物には注意。肝臓や腎臓が解毒しようとするが、

 その過程で活性酸素が発生し、これががんを発生・増殖させる。

・黒こげの食べ物、直火焼の肉・魚や塩干の燻製食品は控える。

・悪いものを除去するデトックス食材はニンニクと玄米。

 玄米の米ぬかは天然の抗がん物質と言われている。

 (※但し、玄米については発芽する玄米を選び、正しい炊飯の仕方をしないと
  逆に体には免疫を下げる毒になるので注意が必要です。)

がん細胞を攻撃するNK細胞を活性化させるために、

 腸内の善玉菌を増やす発酵食品が良い。

・同じくNK細胞を活性化し、がん細胞の崩壊を促す天然の抗がん剤食品として、

 低分子フコイダンを含むもずく、めかぶ、昆布なども良い。

・その他抗がん作用のあるものとして、レスベラトロール、タヒボ、

 アシュワガンダを紹介。

・腸内細菌を改善し、免疫力を増やすイヌリンを多く含むキクイモやゴボウ、

 タマネギ、ニラが良い。

 (※但し、イヌリンが体質に合わない人もいるので注意が必要です。)

・料理の際には加熱用としてはオリーブオイル、ココナッツオイル、

 生食用としてはオメガ3のアマニ油、えごま油を用いる。

 

喫煙は絶対にNG

冷えは大敵。体温が高いと免疫力も高まる。

・ラジウム温泉は活性酸素を除去し、免疫力を強化する。

 

・心地よく、安心感・信頼感があるセルフケアを一つだけでなく、

 複合的に実践するのが良い。

・絶望しているほど死亡率が上がるため、「自分はがんである」ことを前向きに受け止め、

 がんへの不安や恐怖を克服し、生きがいや生きていることに感謝する。

免疫力を左右するのは自律神経自律神経を整える方法を記載

・リラックスするとリンパ球が増え、NK細胞等を活性化させる。

・慢性的なストレスや我慢することががんの原因に。

 特にストレスを蓄積するタイプや自分の感情を押し殺すタイプは

 がんになりやすい。

ストレスに対抗するのが自律神経を調節する癒しホルモンを分泌させる

 セロトニン神経 → これを活性化させる方法を記載

・死にたくないという執着を捨てる。

・ポジティブな考え方が自然治癒力を高める。→がんの自然退縮、余命延長

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【その他のがん・がん全般】

【その他のがん】肺がん検査も注意が必要!!

私の場合、まだ乳がんステージ0の非浸潤がんだったからなのか、

しこりも柔らかくて触診検査にも引っかからず、

マンモグラフィー検査にも映らず、

超音波エコー検査で発覚した時にはすでに腫瘍が3.5cmになっていた

という話を以前しましたが、他のがんでも通常の健康診断だけでは

発覚しにくいがんがあるようです。

 

通常の健康診断ではレントゲンX線検査肺がんの有無を

確認するのですが、実はレントゲンは平面撮影のため、

骨や臓器の陰に腫瘍の影が隠れてしまうことが多々あるんだとか。

なので立体的に撮影されるCT検査が、肺がん検査としては確実なのだそうです。

 

ずっと毎年X線検査をして、異常なしと言われ続けていたのに、

血痰が出始めたから喀痰検査CT検査を受けたら、

いきなり4cm大の腫瘍を発見!!

 

...これ、実話なんです(-_-;)

 

過去喫煙歴のある主人の健康診断の直前に、その話を知ったので、

急遽オプションでCT検査をねじ込みました!

結果は何ともありませんでしたが、

検査費用は1万円とかなりお高め...(-_-;)

まあ、ついでに気になる肝臓の方も診てもらえたので、

まあ安心料かなと思うことにしています。

 

ご自身が喫煙者、もしくは身近に喫煙者がいて

副流煙が気になる方はもちろん、が出る方など気になる方は、

X線検査だけで安心せず、念のためにCT検査を受けてみることをおススメします。

 

肺がんに関しては症状が出た時点で、かなり病状が進行していることが多く、

治療の選択肢も減る上、乳がんよりも生存率が低いです。

 

もちろん肺がんリスクを下げるには、タバコを止めるのが一番です。

 「このことを知っていたら、ひどくなる前に検査していたのに...」

ということが少なくなりますように。

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