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【不妊の原因】黄体機能不全

排卵後に黄体という物が形成され、その黄体から黄体ホルモンが分泌され、
その作用により体温が高め(基礎体温の高温期)になります。

黄体の寿命はかなり正確で14±2日間(12〜16日間)なので、高温期が12日以内と
いう場合は、排卵後に形成される黄体に何らかの異常があると疑われます。

基礎体温が高温期になった後に、後半から体温が下がり気味な人は
黄体ホルモンの分泌がうまくいっていない場合があります。
これを「黄体機能不全」と言います。

この黄体ホルモンは子宮内の環境を整える役割をし、妊娠を維持する働きをするので、
これが足りないとなるとせっかく受精しても、子宮内膜が薄くて受精卵が着床
できなかったり、育てる環境が維持できず、初期流産の可能性も。


基礎体温の波形で以下のような形を作るものは、黄体機能不全の疑いがあります。

・高温期に時々低温が混じる
・高温期後半が低温になりがち
・高温期が短い

黄体機能不全の原因としては、以下のように様々です。

ホルモンの分泌異常
・子宮内膜症など
多嚢胞性卵巣(PCO)
高プロラクチン血症潜在性高プロラクチン血症
・腎不全、肝不全、糖尿病など
・甲状腺疾患
・薬剤投与によるもの
・肥満・体重減少
・喫煙
・ストレス  など

治療としては黄体の補充をして妊娠を維持できるようにするため、
HCGという注射を高温期3日目より7〜10日間行ったり、
黄体ホルモン剤を7〜10日間経口投与したりします。
また、高プロラクチン血症などの病気は治療することが先決です。


また高温期が短い原因には、黄体化非破裂卵胞LUF)と言う場合があります。
なんらかの原因で排卵が起こらないまま、大きく成熟した卵胞が黄体化し、
あたかも排卵したかのように体温が上昇します。
ですがこの黄体化非破裂卵胞の場合、排卵後に分泌される黄体ホルモンに比べて、
黄体の寿命が短く、高温期が短いのです。

一説によるとこの黄体機能不全と診断された中の約3割が、
黄体化非破裂卵胞LUF)だったと言うデータもあるそうです。
(詳しくはカテゴリ「不妊の原因」の該当項目を参照して下さい。)


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投稿者 aoiki : 2006年07月31日 15:05

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