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【不妊の原因】黄体化非破裂卵胞(LUF)

基礎体温が低温期、高温期の二相に綺麗に分かれても、
排卵検査薬でも陽性を示しているのに、
実は排卵していないことがあることをご存知でしょうか?

黄体化非破裂卵胞LUF)と言って、なんらかの原因で排卵が起こらないまま
大きく成熟した卵胞が黄体化し、あたかも排卵したかのように体温が上昇します。
つまり見かけ上、排卵してないのに高温期に入るという、あたかも
正常な基礎体温の波形を描くのです。

ですがこの黄体化非破裂卵胞の場合、排卵後に分泌される黄体ホルモンに比べて、
黄体の寿命が短く、高温期が短いので、その点から判断できるかもしれません。

また高温期が短いのには、黄体機能不全と言った他にも原因があります。
こちらは排卵があるものの、黄体ホルモンの分泌がうまくいかず、
もし受精していたとしても、受精卵を育てる環境が維持できず流産となります。

一説によるとこの黄体機能不全と診断された中の約3割が、
黄体化非破裂卵胞LUF)だったと言うデータもあるそうです。
(「黄体機能不全」については、詳しくはカテゴリ「不妊の原因」の該当項目を
 参照して下さい。)


ちなみに高温期は通常14±2日間(12〜16日間)とされています。
高温期が12日以内と短い方は、一度受診してちゃんと排卵しているか否か、
また黄体ホルモンがちゃんと分泌されているか否かを確認する必要があります。

超音波で確認すると基礎体温が高温期に突入してるのに、排卵黄体化して
形が崩れてるはずの卵胞が、排卵前の丸い黒いままの綺麗な形に見えたら、
黄体化非破裂卵胞LUF)の疑いがあります。

黄体化非破裂卵胞LUF)はまた、高温期が14日前後ある人の約5%にも
見られるとも言われており、毎月ではなく偶発的に起こっているものであると
言われているそうです。

排卵誘発剤を用いたり、子宮内膜症がある人、手術や炎症などによる骨盤腔内の
癒着のある人などはこの黄体化非破裂卵胞LUF)になる人が多いそうです。

特に排卵誘発剤で複数大小の卵胞ができる場合、大きいものは排卵しても、
小さいものは排卵せずに残る場合があります。
多くは消失するのですが、稀に残って次の周期の新しい卵胞に影響を及ぼすことも。
卵胞が残った場合には次の周期は治療をキャンセルするなどの措置が取られます。


なおこの黄体化非破裂卵胞LUF)が頻発する場合は、
体外受精が有効な治療法だとされています。


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投稿者 aoiki : 2006年07月31日 14:00

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