【育児百科事典】インフルエンザ予防接種
インフルエンザについての詳しい内容は、
同カテゴリの(病気)「インフルエンザ」を参照して下さい。
インフルエンザの予防接種はソ連型、A香港型、B型の3種類の混合ワクチンなので、
新型ウイルスが出現しなければ、このうちどの型が流行しても効果があります。
接種してから効果がでるのに2週間ほどかかります。
少しでも抗体価が上昇していれば、症状がその分重くはなりませんし、
過去にかかった同じような型ならば1週間ほどで抗体価が上昇します。
予防接種の効果が出るまでに感染する可能性はあるので、流行時期前に
接種することが重要です。
特に小さい子供は免疫がつきにくいため、3〜4週間あけて2回接種しないといけない為、
10月末くらいから予防接種が打てるようになったら、
早めに病院に予約を取って、受けておいた方が良いでしょう。
(私は毎年9月頃から病院に問い合わせてみます。すぐ10・11月の予約が一杯になるので(-_-;))
予防接種の主な副反応は接種した所が赤くなったり、腫れたり、痒かったり、
痛かったりしますが2〜3日で消えます。
ちなみに腫れた方が免疫がついてる証拠だそうですが、
私も直径横6センチ×縦3センチくらいの楕円形に腫れて、
「痛がゆい〜!!(T_T)」ってなったこともあります(-_-;)
小さい子供は免疫がつきにくいせいか、当時2歳だった娘はまったくの無反応でした。
もう一度接種しても、多分また大して腫れもしないでしょう。
(1歳の時もそうだったので)
稀に発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などもあるそうです。
極稀に約2,500万接種あたり1件位の割合で、死亡例もあります。
ワクチンは発育鶏卵で増殖したインフルエンザウイルスから作っていますので、
卵アレルギーの人にはアナフィラキシーショックなどが現れる可能性があるので受けられません。
1歳以上〜6歳未満の幼児の場合、予防接種をすると約20〜30%の発病を
阻止する効果があるそうで、かかっても重症化を防ぐ効果があります。
(なので予防接種を打ったからと油断して、人込みに行ったり、手洗いなどを
おろそかにしないように注意して下さい。)
けいれんを起こした経験のあるお子さんをお持ちの方は、インフルエンザに
かかっても脳症などの合併症をひきおこさないよう、予防の意味で接種される方も
いらっしゃるようです。
1歳未満の乳児ではワクチンの効果は確認されておらず、生後6ヶ月未満の場合は
普通接種しません。
副反応がはっきりしておらず、母親からの免疫が期待できると考えられているからです。
予防接種の効果はだいたい5ヶ月前後しか続かず、毎年接種する必要があります。
ちなみに妊娠中は予防接種を受けられるか否かですが、
インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンなので、
胎児に影響を与えるとは考えられていませんが、
国内ではその影響についての調査数が少なくはっきりした結論が出ていないため、
現段階では状況により予防接種を受けた方が良いとされる場合に、
医師と相談して接種することも可能という感じなので、
基本的には接種は避ける方向にあるようです。
また授乳中に予防接種を受けても、母乳から子供に影響することはありません。
なのでお母さんが予防接種を受けたからといって、
母乳を介して子供には予防接種の効果は移行しませんので、
子供にも直接予防接種を打つことが必要です。
後日談 ※
さて、上の子が12歳、下の子が9歳になった現在ですが、
二人共毎年のように予防接種を受けてきました。
ですが、上の子は幼稚園に上がってから毎年のようにインフルエンザにかかりました(-_-;)
かかった翌年は免疫がしっかりつくのかかからないか、別の型にかかったりしていました(T_T)が、
高熱が数日出るものの、昨今のリレンザなどの治療薬のおかげもあって、
本人の方は左程辛そうでもなく、いつも軽症で済みます。
上の子はどうやらかかりやすい体質ですが、予防接種のおかげで軽く済んでいます。
そして、どうしてもちょろちょろして上の子に構いたがりの隔離できない下の子は
元々かかりにくい体質なのか、はたまた予防接種が良く効いてるのか、
一度も発症したことがありません(^_^;)
私も夫も発症しないので、やはり、予防接種は効果ありと思います。
ランキングに参加してます☆
投稿者 aoiki : 2006年11月20日 08:48
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://aoiki.sunnyday.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/27