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【育児百科事典】インフルエンザ

インフルエンザの特徴ですが、大体毎年12〜3月に流行します。
潜伏期間は個人差はありますが、感染して1〜3日で発症します。
風邪と違って急激な38℃以上の高熱を発症し、風邪のような
鼻やノドに現れる症状は、同時かやや遅れて現れることが多いようです。
関節痛や筋肉痛、倦怠感、頭痛といった症状もあります。
これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。

今は病院によってはインフルエンザウイルスの診断キットで10〜30分で
ほぼ判明することができますが、感染したばかりでまだ体内のウイルス量が少ない場合は、
陰性と出る場合も。
キットの種類によっては、A型・B型の区別もできるそうです。

インフルエンザの合併症には中耳炎や気管支炎、肺炎などがありますが、
最近、問題になっているのは小さな子供の脳症です。

毎年100〜500人が発症しており、その10〜30%という高確率で死亡に至り、
そして同じくらい後遺症患者が出ていると推測されています。

短期間のうちに死亡することの多い合併症なので、突然の高熱に始まり、
1〜2日以内にうとうとしたり、意識混濁した深い眠りといった色々な意識障害を起こしたり、
お茶などを飲んでもすぐに吐いてしまったり、けいれんを起こしたりしたら、
早急な治療が必要です。
けいれんがない場合もありますので注意して下さい。)


インフルエンザを予防するには、流行時期に外出を控え、人込みに行かないとか、
外出から帰ったら着替えて手洗い、うがいをし、脱いだ服は8時間くらいは
触らない(ウイルスは8時間前後生きているそうです!)といった方法がありますが、
(普通のマスクは残念ながらウイルスを簡単に通します)
予防接種を打っておくのも一つの手です。
(詳しくは同カテゴリの(予防接種)「インフルエンザ予防接種を参照下さい。)


ちなみに妊娠中は予防接種を受けられるか否かですが、
インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンなので、
胎児に影響を与えるとは考えられていませんが、国内ではその影響についての
調査数が少なくはっきりした結論が出ていないため、
現段階では状況により予防接種を受けた方が良いとされる場合に、
医師と相談して接種することも可能という感じなので、
基本的には接種は避ける方向にあるようです。

アメリカでは妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすいので、
接種するなら妊娠初期13週前後までを除いた時期に行うのが望ましいとされています。

妊娠に気づかずに接種をしてしまった場合でも、人工妊娠中絶をする必要はないと
考えられていますが、医師と相談することが必要です。
今のところ妊婦に接種した場合に生ずる、特別な副反応の報告はないそうです。

妊娠初期3ヶ月までの間に母親がインフルエンザにかかると、
胎児が統合失調症になるリスクが7倍に高まるという研究結果があるそうです。

妊娠中期以降にかかった場合は、このリスクが高くなることはないようです。
ですが、服用する薬には胎児に影響を与えるものもありますので注意が必要です。


また授乳中に予防接種を受けても、母乳から子供に影響することはありません。
なのでお母さんが予防接種を受けたからといって、
母乳を介して子供には予防接種の効果は移行しませんので、
子供にも直接予防接種を打つことが必要です。

もし授乳中にインフルエンザに感染した場合も、
ウイルスは主に喉などで増殖するので、血液中にウイルスが存在することは極めて稀だそうで、
存在しても非常に微量であると言われています。

よって母乳を介して子供に感染することはほとんど無いようですが、
実際授乳するとなるとどうしても子供との距離が近くなるので、
子供への感染を予防するのは難しいかと思います。
(その前に高熱などで授乳する体力があるかが問題ですが(-_-;))
また服用する薬は母乳を介して子供に移行して影響を与えるものもありますので、
医師との相談が必要です。


もしインフルエンザにかかってしまったら、ですが、
ウイルスの量が最大になる前、症状が出てから48時間以内に抗インフルエンザ薬を
使って増殖を抑えれば、病気の期間を短く、悪化を防ぐことができる可能性があるそうです。
ウイルスが少ないほど効果が大きいので、早めの治療ほど効果的だとか。

小さな子供は特に、アスピリン入りの解熱剤、風邪薬を飲ませると、
急性脳症を引き起こしたりする可能性があったりと注意が必要です。
他の一部の解熱剤(ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸など)にも
脳症の状態を悪化させるものがあるので、解熱剤の使い方は、医師に必ず相談して下さい。

インフルエンザかなと思ったら、自己判断で薬などを飲ませたりせず、
なるべく早く医療機関を受診しましょう。

ちなみに市販のかぜ薬は熱、咳、鼻水などの症状を抑える薬なので、
こういった症状を弱冠緩和することはできるかもしれませんが、
インフルエンザには直接効きません。


我が家はこの予防接種を受ける少し前に、家族全員、嘔吐下痢症で苦しみましたが、
インフルエンザはかかったらもっと苦しくてつらいでしょう。

日本でも嘔吐下痢症予防接種ができるようになりましたが、
これはもちろん、インフルエンザにも予防接種があるのですから、
もしかかっても症状を軽く出来るなら、特に小さい子には命に関る場合もあるので、
多少の出費(年々高くなっています(T_T))でも受けておいた方が安心です。

というわけで私も子供と共に毎年受けています。
(私がウイルスを持ち込んでも、私自身が倒れても困るので(^_^;))

皆さんはどうしますか?


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投稿者 aoiki : 2006年11月20日 08:48

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