【不妊の検査】腹腔鏡検査（ラパロ）は経済的？
私が不妊治療に通っていた病院では、腹腔鏡検査（ラパロ）をして、
徹底的に不妊原因を究明してから体外受精、という流れだったので、
腹腔鏡検査（ラパロ）をせずに体外受精は元々考えられませんでした。
でもおそらく世の中には腹腔鏡検査（ラパロ）を受けずに
体外受精を受けている人もいますよね。
私は多嚢胞性卵巣症候群と言う体質で、男性ホルモンが多いせいで
卵巣表面が白く固くなり、排卵がしにくくなっていたのですが、
腹腔鏡検査（ラパロ）をしたついでに、卵巣表面に無数の穴を開けてもらいました。
（詳しくはカテゴリ「私の治療体験記」2003年5月あたりの日記を参照して下さい。）
そのおかげで数周期は排卵誘発剤を使用することなく自然排卵できるようになり、
排卵できるうちに人工授精（ＡＩＨ）をして、
その２回目で運良く妊娠することが出来ました。
さて、その時に出来た子が今や２歳半を迎えようとしています。
そろそろ二人目を。。。と考えているわけですが、
今のところ生理は定期的に来てはいますが、卵巣に開けた穴はまた
徐々に塞がりつつあると思います。
つまりまた排卵しにくくなるわけです。
その前に運良く妊娠できれば良いのですが、また排卵せずに二進も三進も行かない状態に
追い込まれたら、今度はどうしようかとふと考えました。
おそらくもう一度あのつらかった腹腔鏡検査（ラパロ）をして、卵巣表面に穴を開ける手術を
して再び排卵しやすくするか、体外受精のどちらかになるだろうと。
一人目と違って子供がすでにいるので、４〜５日の入院が必要となる腹腔鏡検査（ラパロ）を
受けて手術をするよりは体外受精の方が。。。と思いながら、はたと気づいたことが
あるのです。
私が腹腔鏡検査（ラパロ）をうけた当時は2003年の話で、
病院によっては治療代が前後すると思いますが、
当時、腹腔鏡検査（ラパロ）＋手術＋入院費でトータル20万円もかかりませんでした。
人工授精は１回２万円かからないくらいです。
でも体外受精は１回25〜50万円ほどかかります。（今もこのくらいの値段でしょう）
体外受精は１回で運良く妊娠できれば良いですが、一般家庭では何回も受けられるほど
安い金額ではありません。
卵巣表面に穴を開けたのがひびいたのか、腹腔鏡検査（ラパロ）で受けた手術はかなり
痛かったけど（ある意味痛みが数日長引く分、産んでしまえば痛みが一日で済む出産
よりもつらかったです(-_-;)）、私のような多嚢胞性卵巣症候群の場合は、
排卵すれば妊娠できる可能性が高かったので、体外受精を何度もするより、
一番経済的な方法だったかもしれないと。
もちろん腹腔鏡検査（ラパロ）をしないと究極の所、不妊原因がはっきりしないのもあります。
原因がはっきりしないまま、高額な体外受精を受けるのはオススメできません。
もしかしたら隠れた原因のせいで体外受精をいくら受けても、妊娠できるはずがない
ということもありえるからです。
実際、腹腔鏡検査（ラパロ）を勧めることなく、いきなり体外受精をしましょうと
言う医者は怪しいと思いますが(^_^;)
腹腔鏡検査（ラパロ）はかなりの技術も必要です。
受けるのなら術暦が長い、しっかりした先生にお願いしましょう。
（と言っても、おそらく日本にそんなに数がいないのではないかと思いますが。。。(-_-;)）
検査とは言え、全身麻酔でお腹に穴を開けるのですから、ある意味手術するのと変わらず、
躊躇される方もいらっしゃるかと思います。
ですが、経済的にも時間的にも近道になると思います。
私も腹腔鏡検査（ラパロ）は怖かったですが、ずっと悩み続けるより、
思い切ってやって良かったと思っています。
余談ですが、腹腔鏡検査（ラパロ）を経験していたせいか、
私は出産はあまり怖くありませんでしたよ(^_^;)
ちなみにその後、一人目出産後、体質が変わったのか、
ホルモンの分泌が良くなったのか生理は定期的に来るようになって、
あれだけ苦労していたのがウソみたいに、二回目、三回目はすんなり自然妊娠できました。
人間の体って不思議ですね(^_^;)
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投稿者 aoiki : 2007年01月19日 15:40
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