【妊娠するために】インフルエンザと予防接種
妊娠に気づかずにインフルエンザの予防接種をしてしまった場合でも、
人工妊娠中絶をする必要はないと考えられていますが、医師と相談することが必要です。
今のところ妊婦に接種した場合に生ずる、特別な副反応の報告はないそうです。
妊娠中はインフルエンザ予防接種を受けられるか否かですが、
インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンなので、
胎児に影響を与えるとは考えられていませんが、
国内ではその影響についての調査数が少なくはっきりした結論が出ていないため、
現段階では状況により予防接種を受けた方が良いとされる場合に、
医師と相談して接種することも可能という感じなので、
基本的には接種は避ける方向にあるようです。
アメリカでは妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすいので、
接種するなら妊娠初期13週前後までを除いた時期に行うのが
望ましいとされています。
妊娠初期3ヶ月までの間に母親がインフルエンザにかかると、
胎児が統合失調症になるリスクが7倍に高まるという研究結果があるそうです。
妊娠中期以降にかかった場合は、このリスクが高くなることはないようです。
ですが、服用する薬には胎児に影響を与えるものもありますので注意が必要です。
インフルエンザの特徴ですが、大体毎年12〜3月に流行します。
潜伏期間は個人差はありますが、感染して1〜3日で発症します。
風邪と違って急激な38℃以上の高熱を発症し、風邪のような
鼻やノドに現れる症状は、同時かやや遅れて現れることが多いようです。
関節痛や筋肉痛、倦怠感、頭痛といった症状もあります。
これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。
今は病院によってはインフルエンザウイルスの診断キットで10〜30分で
ほぼ判明することができますが、感染したばかりでまだ体内のウイルス量が
少ない場合は、陰性と出る場合も。
キットの種類によっては、A型・B型の区別もできるそうです。
インフルエンザを予防するには、流行時期に外出を控え、人込みに行かないとか、
外出から帰ったら着替えて手洗い、うがいをし、脱いだ服は8時間くらいは
触らない(ウイルスは8時間前後生きているそうです!)といった方法があります。
(普通のマスクは残念ながらウイルスを簡単に通します)
インフルエンザにかかってしまった場合ですが、市販のかぜ薬は熱、咳、鼻水などの
症状を抑える薬なので、こういった症状を弱冠緩和することはできるかもしれませんが、
インフルエンザには直接効きません。
インフルエンザかなと思ったら、自己判断で薬などを飲ませたりせず、
なるべく早く医療機関を受診しましょう。
妊娠している恐れがある場合は、その旨を伝えて下さい。
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投稿者 aoiki : 2006年11月20日 15:14
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