【私の治療体験記】このサイトを立ち上げた理由
今や二児の母となった私ですが、最初の子は辛い不妊治療の末授かった子です。
詳細については、不妊治療中にずっとつけていた以下の日記を参照して下さい。
約1年くらい綴ったものなので、かな〜り長いものですが(^_^;)
元々かなり重度な生理不順でしたので、
独身の頃から自分が不妊体質であることは自覚してました。
「最終的に子供できなくてもいいから結婚しよう」と言われなかったら、
子供好きな旦那とは結婚できなかったかもしれません。
そう、子供好きな旦那にそうまで言わせてしまったのがなんだか悔しくて、
女の一念、じゃあ不妊治療頑張りますわ!!やってやろうじゃないの!!」
というわけだったのです(^_^;)
私は元々子供はあまり好きではありません(今は私の方がメロメロですが(^_^;))
ですから、旦那が子供好きでなかったらそんなに真剣に治療しなかったかもしれません。
不妊専門病院での診断結果は多嚢胞性卵巣症候群(PCO)。
ストレスの多い職に就いていたせいなのか、男性ホルモンが多いせいで、
卵巣の表面が硬くなり、排卵できにくい体質でした。
後に腹腔鏡による検査で、排卵してもその卵をキャッチする手のような役目をする
卵管采が卵をうまく取り込めないかも？と言うキャッチアップ障害の疑いあり、
というおまけまでつきましたが(-_-;)
結局、排卵誘発剤を使用してのタイミング方も薬の副作用が早く現れて、
とうとう排卵すらしなくなったため、腹腔鏡検査(ラパロ)のついでに、
卵巣の表面に無数の穴を開けて排卵しやすくする手術を受けました。
やっと自然排卵するようになったものの結果が出ず、
踏み切った人工授精2回目でやっと妊娠しました。
治療期間は1年とちょっと。
4、5年は覚悟をしていたので、1年そこらで出来たのは非常にラッキーだと
思っています。
それでも費やした費用は子供二人分を産むくらい掛かりました。
お互い疲れてても夫婦関係を持たなくてはいけなかったり、
ホルモン治療のせいで私が情緒不安定になるせいか夫婦喧嘩も多く、
精神的に辛いことが多かったです。
また年を重ねる毎に段々条件が厳しくなっていくということにも追い詰められます。
頑張らなければ始まらないのですが、頑張ったから結果が出るわけではないので、
ゴールが見えないと言う漠然とした不安が常にありました。
不妊治療なんてしなくていいなら、しないにこしたことはないです(-_-;)
まあ、私の場合はそうやって人の手を借りなければ、
こんなに早く、いやもしかしたら一生娘とは巡り会えなかったでしょう。
でも大変辛かった治療でしたが、悪いことばかりじゃなかったんです。
娘が生まれる以前から妊娠に備えての体内環境を作ることが出来たし、
妊娠の可能性がある限りは、安易に薬などを飲まないよう用心できました。
そして何より、こんなに大変な思いをして授かった娘の命は、とても大切に感じること。
もしかしたら子供好きではなかった私には必要なことだったのかもしれない、と
最近では思います。
こういう日記を公開したりしてるので、同じく不妊治療頑張っている方や
二人目が出来なくて悩んでいる方、流産と言う残念な結果を迎えてしまった方などと、
自然と様々な出会いがあります。
それも一人二人ではありません。
10年前は不妊は10人に1人、と言われたそうですが、
今は恐らく5、6人に1人の時代でしょう。
思ってる以上に子供ができにくい時代になっているのです。
悩んでいるのは貴女だけではありません。
貴女が「普通じゃない」わけではありません。
「不妊」と言う言葉は重く、それだけで、さも「女性であること」を
否定されるような感じさえ受けます。
私も色々苦しみました。
だから立場、事情はそれぞれ違えど、「子供を持てない」という
その気持ちは痛いほど分かります。
だから私は彼女達にエールを送りたい。
もう充分頑張ってるだろうから、「頑張れ」ではなく、
「えらいね。頑張ってるね。」と。
そして、「頑張り過ぎるなよ〜」とも。
不妊治療はより高度な段階に進むと、身体的にも痛い思いもすることがあるし、
精神的にもつらいことが多いので、時々気を抜くこともとても大事です。
あまりに治療に固執しすぎて、本当に大事なもの(旦那さんとの関係とか)、
根底の想い(どうして子供が欲しかったのかとか)などを忘れてはいけませんしね。
後はそんな彼女達の頑張りを、
「神様頼むよ〜 ちゃんと見てて下さいよ〜!(>_<)」と願うばかりです。
子供を望む人すべてに、授かるといいのになあ……
ランキングに参加してます☆
投稿者 aoiki : 2006年04月17日 17:13
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