【オススメ育児書】「フィンランド式 叱らない子育て」
自分で考える子どもになる5つのルール
「フィンランド式 叱らない子育て」
ベン・ファーマン 著
(精神科医・サイコセラピストトレーナー・セラピー教育者)
バレイ友佳子 訳
(臨床心理士・キッズソリューションズ代表)
ダイヤモンド社 2013年発行 定価1300円+税
日本で2010年代?ぐらいのことでしょうか、「叱らない子育て」というのが流行りました。
子供が何やっても怒らない、叱らないという感じで、
本来の意味での「叱らない子育て」ではなく、ただ子供の言うなりになっているような、
ただほったらかしにしているだけの、はき違えたお母さん達をポツポツ見かけたものです(-_-;)
誰だって精神的に疲れるし、嫌な気持ちになるので、怒るなんてことはしたくないです。
だからと言って言葉尻だけ捉えて、子供が悪いことをしても、他人に迷惑を掛けていても、
「子供は叱らなくても大丈夫! むしろ叱らない方が良いってテレビとかでも言ってるじゃん♪」
なんてよくよく知りもしないで、ただやんわり「そんなことしちゃダメでしょ〜(笑)」程度で
その場をお茶を濁すだけのような対応をしている方が多かったものでした。
そんな育てられ方をした子供達が、今頃どんな我がまま放題をやっているんじゃないかと思うと
気の毒というか、自業自得というしかありません。
そんな本当に子供を伸ばすための「叱らない子育て」について書かれてあると思ったのが
この本書でした。
読んだのは下の子が8歳になったくらいでした。
しかもたまたま図書館で借りたものです。
その時、下の子が感情が爆発した時に暴言を吐くことに悩んでいたので、
パラっと中を見た時に挿絵(横井智美さん)が可愛かったのもあって(^_^;)
中身は所々に漫画での解説があって分かりやすいですし、1〜2時間位で読めると思います。
フィンランドの著者なので、多少褒める時などの所作が日本人よりもオーバーな感じに
なっていたりしますが、直接・間接的に褒めて育てる、叱らずに順序立てて納得するよう諭す、
というスタンスは日本人にも合うと思います。
毎日子供を叱ってばかりでヘトヘト、怒りすぎて後悔しているママ、
あんなに叱ってるのに同じことを繰り返す子供達に手を焼いているママ、
子供を導き、かつ信頼関係を築いていきたい先生、教育関係者にも必見の本だと思います。
子育て中に生じやすい、言い合いになるような夫婦喧嘩に発展しないような対処法、
発展してしまったらその後の治め方なども書いてあるので、本当におススメの一冊です(^_^;)
ランキングに参加してます☆
投稿者 aoiki : 2017年05月21日 09:50
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