【ウチの子成長期・産後トラブル】腱鞘炎
産後の育児で、娘の斜頚の訓練や運動面の発達の遅れで抱っこが多かったせいもあって、
長い間利き腕の右手首に重度の腱鞘炎を患っていました(-_-;)
「ばね指」という指の腱鞘炎にも、一時期なったことも。
腱鞘炎の治療はその手を使わないのが一番ですが、娘を抱かないわけにも行かず(-_-;)
授乳中だと痛み止めの注射や飲み薬も飲めないので、娘が卒乳するまでは大変でした。
腱鞘炎とは、腱とその腱をチューブのようにくるんでいるような腱鞘というものの
摩擦によって痛みを生じる物を言います。
腱鞘は腱の浮き上がりを抑える役割をしており、通常なら腱と腱鞘がこすれることは
ありませんが、腱の使いすぎで腱が腫れてしまうと、お互いがこすれあって炎症を起こし、
激痛が走ります。
指にこの症状が出て、指を曲げるのにかくんと引っかかりが出るのが「ばね指」、
手首の親指側に起こるのが「ドケルバン病」と言われます。
また腱鞘炎になりかけた時に夜更かしなどをすると、悪化することもあるとか。
夜更かしをすると、寝ている間に回復するはずの体のリンパ循環が悪くなってしまい、
手首の柔軟性が悪くなってしまいます。
こういうわけで、育児で授乳に夜中に起きなければならないお母さん達は悪化しやすいのです。
病院で処方される鎮痛・消炎効果のある湿布は市販のよりも安く、良く効きました。
湿布はあまり頻繁に交換すると薬剤で手がかぶれやすくなるので、
大体７〜８時間ぐらいで交換するのが良いようです。
鍼治療は腕の良し悪しで悪化することもあると言うので、手は出せませんでしたが、
腕の良い鍼の先生の元でテーピング治療と共に施術してもらうと、治りが早いらしいです。
腱鞘炎は何の動作がつらかったかと言えば、
箸を持ったり、料理をする時の包丁で切る動作だとか、トイレに行った後ズボンを上げるとか、
そんな手首をひねったり、振動を与える動作が一番つらかったです(-_-;)
案外手首をまっすぐにしたまま、重い荷物を持つのは平気だったりします(^_^;)
【生後１週間】
慣れない抱っこで右腕がぴりぴり。
【生後２週間】
この頃、娘の左側の首筋のでっぱりが気になるように。。。
娘は吸引分娩のせいなのか、筋性斜頚になっており、首の片側に血腫（しこり）が
出来て、そちら側に首を曲げにくいという病気に。
基本的に経過観察のみで、治療は抱き方や寝かせ方を工夫して、曲げにくい方に
自分の力で曲げさせると言う訓練を行う。
おかげで、抱っこの向きを今まで抱き慣れていた方とは逆向きにしなくてはならず、
これがきっかけで、私は右手首に重度の腱鞘炎とながーいお付き合いをする破目に(T-T)
でも娘にしこり除去の手術なんてさせたくなかったから頑張った！(>_<)
【生後２ヶ月】
ベビーカーでのお散歩が気持ち良いのかすぐ寝てしまうように。
でも、それ以外は抱っこして歩け！という要求が多く、右手首が腱鞘炎になりかかって
ると言う自覚症状が。。。(-_-;)
寝ぐずりがひどく、比較的一日グズグズしてることが多くなり、
30分間ずっと抱っこで歩き回ることを一日に何回も(T_T)
腱鞘炎は悪化する一方。。。
早く首が据わってくれれば、おんぶでもできるのに〜、と思っていた。
【生後３ヶ月】
腱鞘炎が痛くて、抱っこで長時間歩くのも１日１回が限界に。
好奇心旺盛の娘にはそれが不満だったらしく、夜中起きて大泣きすることも(-_-;)
昼間はベッドからリビングに移して、おもちゃなどを周りに置いたりして好奇心を満たし、
抱っこ歩きの要求を減らす作戦など試みた。
散歩も効果的。
この頃また、娘は軽い鼻風邪を。
鼻がつまって苦しくて眠れないと、泣いてぐずって大騒ぎ(-_-;)
腱鞘炎に痛む手で立て抱っこ（こうすると鼻の通りが少し楽になるため）をして寝かし
つけていた。
この頃さすがに痛みに耐えかね、近所の整形外科を受診。
授乳中なので結局、消炎湿布のみで耐えるしかないとのこと(T_T)
でもこの鎮痛効果のある「モーラステープ」という湿布のおかげで、痛みはだいぶ楽に。
ただこの湿布は紫外線に当たるとかぶれやすく、私の手は程なくして赤く痒くなり、
しょっちゅう皮がぼろぼろ剥けるので、オリーブバージンオイルでケアする毎日に(T_T)
（寝る前に貼ったりすると胃腸にダメージを与えると言う副作用もあるそうで、
そのせいでまた腱鞘炎が悪化すると言う悪循環にもなるとか？）
【生後４ヶ月】
寒くなるにつれ、私の腱鞘炎は悪くなる一方(T_T)
右手首に激痛が走り、そのせいで何だかブルーになってしまうこともしばしば(-_-;)
やはり抱っこしないわけにはいかないのでますます悪化。
【生後５ヶ月】
娘の首がやっと据わり、立て抱っこできるように。
今度は慣れない立て抱っこ歩きを要求される毎日に、またまた悪化(T_T)
腱鞘炎も悪化する一方で、連日の抱っこ疲れで体はボロボロに。
私のストレスを感じていたのか、娘もグズグズが多かったような。。。(-_-;)
【生後６ヶ月】
今まで腱鞘炎でお風呂に入れるのが辛かったので、
ずっとベビーバスで沐浴させていたが、さすがにベビーバスが小さくなってきたので、
一緒にお風呂に入るように。
【生後７ヶ月】
娘が自ら卒乳してくれたので、本格的治療に。
右手首腱にステロイド注射の痛み止めを打つがほとんど効かず(-_-;)
腱を切る手術をして、腱を開放した方が治りが早いと先生に言われる(T_T)
腱鞘を開放する手術をしてしまえば、
腱とこすれることがなくなるから当然痛みもなくなる。
日帰りできる簡単な手術とは言われるが、もちろんリスクもあり、実際筋力が低下して
しまった人もいるそうで、手術で神経を傷めてしまえば一生後遺症が。
（指がしびたり、手術の傷付近に物が当ると激しい痛みが走ったりする。）
そんなリスクがあり、なおかつ長年絵を描くことが好きで、描き続けて来たこの
ペンを持つ利き腕に、メスを入れる勇気は私にはなかった(-_-;)
【生後８ヶ月】
娘の離乳食をみじん切りにする作業が一番つらかったかも。。。(T_T)
娘の斜頚を診てもらっていた大きな整形外科病院に転院。
ギブスのような固定具をつけてもらい（多少痛みは軽減、でもしょっちゅう手を洗わなければ
いけない育児には案外邪魔(T_T)）、電気治療、
痛み止めの飲み薬、痛み止めの注射（１日も効かず(-_-;)）で治療開始。
注射は打ちすぎると腱をぼろぼろにしてしまうので、打てる本数は大体４〜５本が限度。
私の場合、腱鞘炎の重症度が高かったようで、１本目は大して効かず、
最後の４〜５本目でやっと一日のみ痛みが軽減するという程度。
（普通は一回打ったら数日間痛みがなくなるそう。）
注射が使用できなくなった以降は、痛み止めの飲み薬と湿布、電気温熱治療で
地道な治療の日々だった(-_-;)
湿布もかぶれないものに変わったので、程なくして腕も綺麗に。
最近はおもちゃで遊ぶのにすぐ飽きてしまい、すぐ両手を広げて抱っこのポーズをするように。
そうそう抱っこばかりしてもいられないので、おすわりの練習をさせたり、
寝返りさせたりして遊んで誤魔化す(^_^;)
本人は退屈さえ紛れればそれで満足するよう。
【生後10ヶ月】
全然出来なかったはいはいが突然少しできるように。
おかげで抱っこは減って嬉しい！
【生後11ヶ月】
一時期治まっていた抱っこ攻撃もこの頃は復活して、しつこく抱っこポーズをしてきた(-_-;)
腱鞘炎はこの頃月１回の通院に。
また悪化しつつあった(-_-;)
【１歳３ヶ月】
やはり娘が歩き出してから腱鞘炎が大分楽になり、
この頃は夜のみ湿布していればＯＫと言う日も。
なぜか小さい頃の時のように、昼寝の時、抱っこから下ろすと泣くを繰り返していたので、
腱鞘炎だけでなく腰痛も起こった時期もあったが。。。(T_T)
結局、娘が１歳半頃にはほぼ治りました。
あまりの痛みにいっそ手術して楽になりたいとも思ったこともありますが、
２番目の転院した病院で先生に言われた、「完治するには長くかかるけど、必ず治るから。」
という言葉を信じて良かったと思います。
一度完治はしましたが、やはり一度してしまうとなりやすいようで、
娘の体重が10キロを超えた２歳頃にまた抱っこが増えたのもあって、
再び右手首に違和感を感じることも。。。
早め早めに湿布をして対応していました(^_^;)
そんな厄介な腱鞘炎の予防法は、長時間手を酷使するような作業はしないのが一番(^_^;)
（と言っても、仕事や育児は避けようがないですが(-_-;)）
なのですが、手を使う前に、指、手首、腕などをストレッチして曲げのばしをスムーズにしておくと
負担が軽減するそうです。
無理な姿勢で作業をすることも腱鞘炎になる原因の一つ。
長時間作業をせずにまめに休憩を挟んで休み、痛みが出たり、だるくなってきたら
いっそのこと作業をやめましょう。
痛みのある場合は湿布や氷などで冷やし、
決して痛い所を押したりマッサージをしたりしてはＮＧ。
悪化しないうちに、早めに病院で治療するのが重症化しないコツ☆です。
ちなみにこんな親指の動きを補助するサポーターものも試してみましたが、
痛みの軽減にはなりませんでした。
これは腱鞘炎が重症化する前の予防対策用って感じです。
すでに重症化していたらまっっったく意味が無かったです(-_-;)
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投稿者 aoiki : 2007年08月22日 13:54
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