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【育児百科事典】妊娠前に風疹予防接種

私は中学2年生の時に風疹予防接種を受けました。
当時あまりその意義は分かりませんでしたが、妊娠した時に風疹にかかると
赤ちゃんに障害が出るとかで、それなら受けとかなくちゃなー?みたいな程度でした。

実際には妊娠初期に初めて風疹にかかると胎児に感染し、
白内障や緑内障などの眼症状、先天性心疾患、難聴などを引き起こすことがあります。
総じてそれらは先天性風疹症候群と呼ばれます。
つまり目が見えない、耳が聞こえない、心臓に穴が開いてる子が生まれる
リスクが高くなるのです。

二人目を妊娠した時に血液検査をしたのですが、私の風疹のHI抗体価は
16倍となっていました。

この値が8倍を切ると風疹にかかりやすくなります。
ある産婦人科の先生によると16倍ならほぼ大丈夫とのことですが、
体内の抗体が弱くなっていることは確かで、3年前に娘を妊娠した時に受けた
血液検査でも値は16倍でした。
数年後に8倍を切る恐れもあるそうです。

残念ながら二人目を流産した後に、血液検査の結果だけを確認しに行ったら、
また妊娠を望んでいるんだったら、今のうちに風疹予防接種
受けておいた方が良いとのアドバイスを受けました。
(ちなみに妊娠中は風疹予防接種は受けられません。
 妊娠中は風疹にかからないよう注意し、家族にも予防接種
 受けてもらい、感染のリスクを減らすと言ったことで対処します。
 そして出産後に授乳には影響ないので、予防接種を受けると良いでしょう。)


ちなみに産婦人科で風疹予防接種をしてくれる所は少なくなっているようです。
家の近所の産婦人科4件ほどに電話をしたのですが、すべて断られました。
(結局、自宅から離れた流産の手術を受けた産婦人科で受けました。)
ワクチンは10本単位?で購入するらしいのですが、使い切らないうちに期限切れで
廃棄するような状況なので、行わなくなったとの事情もあるようです。

先天性風疹症候群は怖いはずなのに、現代は風疹の流行が
5〜10年単位くらいにしか起こらず、しかも局所的なので、
風疹の予防はあまり深く考えられていないというか、
あまり周知されてない背景があります。
受けるなら一般内科に問い合わせた方が早いかもしれません。

産婦人科の先生にも見解にばらつきがあるようです。
「抗体価が16倍なら問題ない。でも確かに数年後に8倍以下になる恐れもあるけど、
 どうしても予防接種を受けたいというなら〜」
とまあ、今はあまり風疹が流行らないからのん気な回答も出来るのかと思いますが、
2004年に局所的に風疹が流行ったり、2007年の最近、麻疹が大流行しましたよね。

「ま、大丈夫よね。」
とそのまま鵜呑みにして、いざ妊娠した時に風疹が流行ったりでもしたら、
取り返しがつきません(-_-;)
私は念のために受けることにしました。
予防接種によって95%以上の人が免疫を獲得できるそうですし。


なお、風疹予防接種を受けてから、
2ヶ月は避妊しなくてはいけません。

実際は予防接種後に妊娠が判明したり、避妊に失敗したりしても、
人工妊娠中絶をする必要はないとされています。
全世界的にこれまで風疹予防接種による先天性風疹症候群の報告はないからです。
ただその可能性は否定できない為、接種前に充分な注意が必要ですし、
2ヶ月の避妊は守りましょう。

ちなみに私が受けた病院では4200円でした。


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投稿者 aoiki : 2007年06月11日 22:33

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