【育児百科事典】ネグレクトとサイレントベビー
うちの娘は赤ちゃんの頃、驚くほど泣きませんでした。
お腹が空いたら指や服の袖をちゅぱちゅぱ吸ったり、声が出せるようになった頃は
「うーあー」と叫んで意思表示をしていました。
（眠い時も「うーうー」と唸って知らせていました。）
育児書に載っているようにお腹が空いたから、眠いから→泣くといったことは
ほとんどなかったです。
普通の赤ちゃんでも「お腹すいた」「ねむい」などを泣き声を使い分けてるようですが、
うちの娘は生まれた時から「言葉」と言うものの意味を分かっている？と思うくらい、
泣き声ではなく赤ちゃん語をちゃんと使い分けていました。
泣くのは注射を打たれて痛かった時や、物音にびっくりした時、知らない人に接する時など。
普段泣かない分、泣き出したらどうなだめてもずっと抱っこし続けても、
なかなか泣き止まないので困り者でしたが(-_-;)
そんなわけでお腹が空いても極限状態にならないと泣かない娘は、私以外の人間には
なかなかサインが分からないので、いざという時困るだろうと思って、
泣くまで待っていた時期もあります。
あまり泣かない子は肺が強くならないと母の助言もあって。
（それは確かに一理あるかもしれませんが。。。でも親子の信頼関係を希薄にするくらい
なら肺が必要以上に強くならなくても大丈夫だと個人的に思います(^_^;)）
でも、娘は私が自分がこうすればちゃんと伝わると分かっていたのか、
結局なかなか泣きませんでした。
お腹すいたと訴えているかのようによだれでべちゃべちゃになった指や袖、襟などを見て、
私が根負けして「この子はこうなんだから仕方ない。」と早々に止めましたが。
まあうちの娘のような元々泣かないケースはめずらしいでしょうが、やはり赤ちゃんが泣く、
というのは言葉の話せない赤ちゃんの何らかの意思表示です。
新米ママには当然最初は分かりませんが、注意深く聞いていると、赤ちゃんはちゃんと
「お腹すいた」「ねむい」などそれぞれ泣き声を変えていることが分かるそうです。
泣き声に合わせて対応してあげられるようになると、赤ちゃんも自分の言いたいことが
伝わっていると感じて、自分が愛されてると感じるのか色々な表現が増えていくようですね。
逆になかなかそれに気づいてあげられなかったりすると、赤ちゃんも自分が泣き方を変えても
分かってもらえないんだと思って、全部一緒の泣き方になってしまうとか。
まあそれでも、泣いたらすぐ対応してあげれば親子関係にさほど問題はないと思いますが、
他の事を優先して泣いてもしばらく放って置いたりすることが多いと、
やがて赤ちゃんは泣かなくなります。
親子のコミュニケーション不足から、赤ちゃんが自分が泣いて求めても愛されないんだと
あきらめてしまう状態、いわゆるサイレントベビーになるのです。
サイレントベビーの特徴としては、以下のようなものがあるようです。
・手足をあまり動かさない
・話しかけても反応が薄い、目を見てくれない
・あやしても笑わない
そのまま成長してしまうと人との関り方が分からず、
引きこもりになったりする原因にもなるそうです。
個人的にこれも虐待の一部＝ネグレクトの始まりだと思うんですよね。
ネグレクト (neglect) とは、本来英語で「無視すること」を意味します。
実際一般的には遺棄したり、食事をろくに与えなかったり、住環境を不潔にしたり、
病気をしても放って置いたり、学校にも行かせないなどの育児放棄と言った
ひどい状態が定義されているようですが、私は上記のような例も含まれると思います。
体罰のような虐待は見た目から明らかですが、ネグレクトのような
心に傷をつける行為もまさしく虐待です。
親に期待しない子供は要求も少なく、幼い頃は手がかからず良い子に思えても、
それは勘違いで、子供が大人になってから大きなしっぺ返しを食らうことになるかもしれません。
赤ちゃんが泣いたらとにかく何を訴えているか分からなくても、まず声を掛けましょう。
（家事ですぐに手を離せなかったら、「待ってね。すぐ行くからね。」と言うだけでも大切）
話し掛けるだけでなく、スキンシップ＝抱っこするのが一番です。
昔の人が良く言う抱き癖なんて気にせずに！
私なんか抱っこし過ぎてひどい腱鞘炎になってしまいましたが、スキンシップ重視！で
痛くても抱っこしてました(T_T)
そのおかげ？か２歳半でも抱っこ抱っこマンな甘えっこ娘に成長していますけどね(-_-;)
幼いのに甘えない子は要注意ですよ！
ランキングに参加してます☆
投稿者 aoiki : 2007年01月23日 20:53
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