小さな芽、大きく育てましょう♪ > 育児百科事典 > 【育児百科事典】喘息治療薬テオフィリン副作用

【育児百科事典】喘息治療薬テオフィリン副作用

深夜に放送されていて何とはなしに見ていたので、何の番組だったか忘れましたが、
医師の知識不足で子供の発熱時にある薬を服用し続け、熱性痙攣(けいれん)から
脳症を起こし、障害が残ったり死亡することがあるというような
何とも傷ましいドキュメントが放送されていました。

その薬とは古くからある標準的な喘息治療薬として広く使用されている
テオフィリン」と言う薬で、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺気腫の患者にも
使用されるそうです。

気管支の痙攣を取り、気道粘膜の腫れの軽減、気道を拡張することで呼吸を楽にしたり、
咳を止めてくれます。
同様の薬としてテオドールやネオフィリンなどといった薬もあります。


このテオフィリンは気難しい性質を持っており、量が少ないと効きませんし、
逆に多すぎると副作用が出やすくなり、重い中毒症状が出る恐れがあります。

とくに、てんかん、甲状腺機能亢進症、腎臓病、心臓病、肝臓病の人、
赤ちゃんや小さい子供、高齢の人、妊娠中の人などに使用する際は要注意です。
そのため血中濃度を測定して、その人に合った量を用いるようにするそうです。

特に赤ちゃんや小さい子供は大人に比べ、痙攣の副作用が出やすいので、
必要とする場合を除き、6ヶ月未満の赤ちゃんは使用が控えられます。
また痙攣を誘発しやすくなるので、過去にてんかん痙攣を起こしたことの
ある子供に使用する際は充分な注意が必要です。

特に冒頭で述べたように、発熱している場合などには使用を中止するか、
量を軽減したりなどして慎重に用いなければなりません。

一般的なテオフィリンの副作用は以下の通りです。

【副作用】
吐き気、腹痛、下痢、動悸、手や指の震え、口や舌のしびれ頭痛、不眠、興奮、
いらいら感、肝機能値の異常、発疹

【重い副作用】
急性脳症……痙攣、硬直、白目を向く、意味不明な言動、意識障害
消化性潰瘍・胃腸出血……胃痛、腹痛、血液便、吐血
アナフィラキシー・ショック……蕁麻疹、顔や喉の腫れ、息苦しい、冷汗、顔面蒼白、
               手足のしびれ、血圧低下、意識障害
肝臓の重い症状……だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、
         皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色
高血糖……喉の渇き、多尿、頻尿


またテオフィリンは他の薬と相互作用を起こしやすい性質があります。
今服用している薬があれば、必ず医師&薬剤師に伝える必要があります。
(場合によってはネットで御自分で調べられて、再確認するのも必要でしょう)

乗り物酔いの酔い止め薬にもテオフィリンを含むものもあり、
同時に服用すると相乗効果でテオフィリンの副作用が出やすくなります。

そして薬だけでなく、食べ物などとも相性が悪い薬でもあります。

(カフェイン)
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、テオフィリンと似た構造・作用を
持っているため、相乗効果でテオフィリンの副作用が出やすくなります。
案外色々なものに含まれているので注意が必要です。

(高たんぱくな食事)
薬を排泄しやすくするため、クスリの効いている時間が約35-40%短くなるそうです。

(高炭水化物な食事)
炭水化物を多く含む食事を摂ると、クスリの効いている時間が長くなるそうです。

(チョコレート)
原料のカカオの成分に、テオフィリンと似た構造・作用を持っているものがあるため、
相乗効果でテオフィリンの副作用が出やすくなります。

(セイヨウオトギリソウ( セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品)
薬の作用を弱めるおそれがあります。

(たばこ)
たばこを吸う人はクスリの効きが普通の人の約半分くらいの短さになるそうです。
また逆に禁煙によりこの薬の作用が強まることがあります。


この番組を見てから、自分の薬でもちょっとでも副作用がありそうな薬は
必ずネットなどで調べてから服用するようにしています。

日々新しい薬剤が開発される中、膨大な薬剤の知識を正確に覚えている医師は
そんなにいないだろうし、特に自分の症状を正確に伝えることが出来ない子供の
症状を適確に見抜ける名医はそんなにいないでしょう。
何でも医師の言うことを丸呑みに信じるわけにも行きません。

幸い今の時代、正しいか正しくないかは別にして、ネットで色々な情報を
家にいながらにして簡単に検索できる時代です。

テオフィリンについては調べれば調べるほど恐ろしい事実が出てくるのですが、例えば、
テオドールは薬価が高いので、医師としては病院の経理上、使いたがる傾向にあるとか、
アメリカでは既に何年も前から使用には細心の注意がいる薬だと認識されているので、
使っている医者はほとんど居ないだとか(-_-;)

最終的に自分の子は自分で守るためにも、常に疑ってかかる姿勢は必要かもしれません。
少しでも疑わしいと親の直感で思ったなら、セカンドオピニオンなども
ためらうことなくすべきだと私は思います。
後で後悔したくないですからね(-_-;)


ランキングに参加してます☆
rankingに投票お願いします♪





投稿者 aoiki : 2006年09月10日 23:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://aoiki.sunnyday.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/254

コメント一覧☆

コメントお願いします♪




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)




サイト内検索

ワールドワイドキッズ



広告
This website is powered by Movable Type 3.2 Br@ve.