【育児百科事典】扇風機の使用要注意！
６月〜７月、段々暑くなっていく時期、でもまだエアコン使うには……？と
言う微妙な時期ですね。
そこで登場するのが扇風機だと思いますが、皆さんはその使い方次第で
大変なことが起きることを知っていますか？
実は扇風機は、時に命を奪うことがあるのです。
人は誰しも、寝ている間は体温の調節機能が低下します。
また起きている時には当たり前のようにしている、体温を生み出すための動作
（震えとか）もしないような状況です。
そこに扇風機の風を直接身体に長時間当てたまま寝ていると、
汗が蒸発するために生じる低体温に、体温調整機能のバランスを失って
変調を来たし、脱水症状などを起こすことになります。
そのことで血液がドロドロになり、血栓ができ、脳溢血や心臓麻痺などで
死に至ることがあるのです。
このことで今の暑い季節に気をつけなければいけないのが赤ちゃんです。
赤ちゃんは体の熱の出入りが激しく、体温は温まりやすいし冷めやすいです。
汗をかきやすいので脱水状態になりやすい傾向にあります。
しかも低月齢では自分で動くこともままならず、その状況から逃げ出すことも、
体温をあげる動作も取れません。
でも実際、赤ちゃんや老人だけでなく、20代の若者にも起こり得ます。
普通寒くて起きたりするような状況でも、泥酔してれば起きないこともあるでしょう。
成人男性の場合は特に泥酔して上半身裸で、扇風機に当たったまま熟睡し、
死に至るケースが多いようです。
例え微風にしていても、裸で足元から風を当てていて亡くなった方もいます。
扇風機メーカーも、首振り機能やお休みタイマーなどの改良を重ね、
またエアコンも普及してきたので、そういった事故は減少してきましたが、
やはり毎年起こってる事故なので注意が必要です。
冷房ならなぜ大丈夫かと言えば、冷房は扇風機と違って風ではなく、
部屋の空気を冷却して部屋全体の温度を下げたり、除湿することにより
涼しさを得ているからです。
もちろん冷房でも、直接冷風を身体にあてるような状況であれば危険です。
ましてや寝る時エアコンと扇風機を併用することは絶っっっっっ対に止めましょう(-_-;)
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投稿者 aoiki : 2006年07月02日 23:03
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