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【育児百科事典】実録★前歯強打(処置編)

うちの娘が1歳11ヶ月の時、怪我をしました(T_T)
何もない所で転んで、運悪く前歯(3本?)を木の机に強打してしまったのです。
それも運悪く土曜日の夜。。。
ただでさえ土曜日の午後は開いてない歯科が多いのに、
平日でもとっくに診療時間なんて過ぎた時間帯にそれは起こりました。

頼りの夫も、会社の同僚の結婚式でいません。

とにかく娘は痛いのでしょう、泣いて暴れるので歯がぐらぐらしているのか
どうかがはっきり確認できません。
少し触ってみた時はそんなにぐらぐら動いてる感じはしませんでした。
でも小さい体ですが、本当に力いっぱい暴れるので、
一人で確認するのはかなり大変です。

実際治療をする時も、3人がかりで押さえつけても足りないくらい
力が強いのです(-_-;)

かなりの出血、普段転んでも怪我をしない限り泣かない娘が、
少々の怪我ならすぐ泣き止む娘が泣き止みませんでした。

何となく尋常ではないことを悟った私は、少々パニックになりながらも
泣く娘の血を拭きながら、抱っこしたまま取りあえず電話をしました。

娘は「私がこんなに痛くて泣いてるのに、他のことしないでよ!」と
訴えてるかのように電話帳を開いたり、電話を掛けようとするたびに泣き叫びます。
それがさらなる焦りを呼び、思うように電話番号が見つかりません(T_T)

私が住んでいる都市は、子供の夜間救急相談の窓口があります。
そこになんとか電話をかけて相談すると、24時間開いてる個人歯科医が
1件だけあるとのことで、そこを紹介されました。

本当はこの時点でもっと緊急性が分かっていたら、他の大きい救急病院が
紹介してもらえたのかもしれませんが。。。(T_T)

その相談センターの救急車は出払ってるとのことだったので、
取りあえず車もあるし、自力でなんとかしますと電話を切りました。
とにかく一刻も早く病院へ連れて行きたかったので、いつくるか分からない車を
待ってる余裕などないのです。

そして教えてもらった歯科医に電話をして、今から行く旨を伝えました。


さて家に車はあったのですが、即受診する必要があり、場所も知らない病院を
夜探しながら、泣き叫ぶ娘を後ろのチャイルドシートに乗せたまま
安全に運転する自信は私にはありませんでした。

取りあえず病院から住所を聞いて、タクシーを呼ぼうとします。
でも電話帳を開くとタクシー会社が山のように記載されています。
どこのタクシー会社が近くて、すぐ来てくれるか半分パニックを起こしてる
私には判断つきかねました。

こういう時に備えて、あらかじめ選定して番号を控えておくべきでした(>_<)
結局一番大きい広告の中から、近くにあって馴染みのある名前のタクシー会社に
電話をしました。

さすが人口が多い地域だけあって、タクシーはすぐ来てくれました。
運転手さんも歯科の名前を出しただけで分かってくれたので助かりました。


ここから病院に着いてからの話ですが、電話をしたにもかかわらず、
こちらの緊急性が伝わっておらず、すぐ診てはもらえませんでした(T_T)
ここで初めて、1本の前歯がかなりぐらついてることを知らされます。
診断して2つの選択を迫られることになります。

・ぐらついて痛がると思うのでいっそ抜歯する(ええー!?(-_-;))
・まだ1歳なので自分で外してしまうと思うが針金で固定してみる
 (どっちもどっちな選択だなあ。。。(T_T))

もし歯が抜けても、30分以内に固定したらくっつく可能性があると知っていたので、
抜けてないなら大丈夫と考えていた私に、「抜歯」の言葉はびっくりしました。
ここの医師の見解では、2〜3週間後におそらく抜けてしまうだろうということなのです。

永久歯が生えるまで歯が抜けたままの状態かもしれない。。。
正直足が震えました(T_T)
痛がるのはかわいそう。。。と思いながらも、まだ可能性はあると信じて、
固定することを選択しました。

でもそこは小児歯科を専門にしてるわけではないので、例えば口を開けさせるための
それ相応の器具もなく、スタッフも少なく、痛さに暴れる娘を3人がかりで
押さえつけても、結局金具を取り付けられることができませんでした。

歯科医の先生もかなり頑張って取り付けようとしてくれたのですが、
結局なんともすることができず、娘に長時間恐怖を与えただけの結果に終わりました。
施術自体、歯にボンドをちょんと乗せて、それにかなり太目の針金をのせてつける
といった感じで、素人目にもせっかく付けてもすぐ外れそうな感じでしたが。。。

その日は化膿止めの抗生剤と痛み止めを処方されて帰りました。
しみて痛いのでしょう、泣き叫んで汗もいっぱいかいたのに、ミルクもお茶も
ろくに飲まずに、あれだけしていた指しゃぶりもしません。

疲れただろうに痛いのか、娘は夜遅くまでなかなか眠れませんでした。
出血は微量ながら、娘が眠りにつく頃まで続いてました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

明けて日曜日。

痛むのか何も飲まずに寝たのでお腹がすいたのか、娘はいつもよりかなり早く起きました。
やわらかく煮込んだうどんも食べられず、結局お昼までずっとヨーグルトしか食べられ
ない状態でした。
薬はすべてヨーグルトに混ぜて食べさせました。

夜には痛み止めが効いてるのか、うどんや小さく切ったバナナを食べられるようには
なりましたが。。。
食べるのには苦労してましたが、意外にいつもと変わらず娘は元気に過ごしてました。
でもちょっとイライラ気味でしたけどね(^_^;)

日曜日だったのでセカンドオピニオンを受けるにも、どこの病院も休みで行けないのが残念(>_<)
やはり昨日は病院が選べなかったし、ちゃんと小児歯科のあるセカンドオピニオンを
探すことを決意しました。

結局結果は同じでも、もしかしたら他の病院なら違う対処法があるかもしれない。。。
やれるだけのことはやっておかないと!と思った次第です。
ネットで評判の小児歯科を調べたり、地域のママが集まる掲示板で情報提供を求めました。

さすが同じ子を持つママさん達は親身になって心配してくれ、
色々な情報を教えてくれたので、すぐセカンドオピニオンは見つかりました。
こういう時はほんと、人の親切のありがたさが身にしみます(T_T)

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翌日の月曜日、やはり娘はいつもより早起き。

朝早くにバスで10分ほどの所にある歯科大付属病院の小児歯科へ。
ここはほとんどスタッフも女性、担当の歯科医も女医さんでした。

土曜日と同じく泣いて大暴れした娘でしたが、女医さんは慣れたように
色々と優しい楽しい雰囲気を作りながら、まずぐらついて少し上にあがってる歯を
正しい位置にゆっくり戻してくれました。

そして私を含めて4人で娘を取り押さえ、細い針金を使って、針金で固定してから
その上から丁寧にボンドを塗り重ね、しっかり固定してくれました。
スタッフの人数が多かったので、手際も良かったです。

残念ながら、今の時点で歯の中の神経が衝撃で死んでるかどうか分からないので、
1週間ごとに経過観察をして今後の治療方針を決める、
と色々と丁寧に説明して下さいました。

神経が死んでいたら神経を抜く処置などが出てきたりはしますが、
歯の形そのものを残すことも可能だということです。
取りあえず抜歯するかどうかは、まだまだ先になってみないと分からないということでした。
またこの衝撃が永久歯にも影響を及ぼすことがあることも知らされました(T_T)

とまあまだまだ心配ごとはすべて解消されたわけではありませんが、
固定されたことで痛みも減るでしょうし、取りあえず今の時点で最善を尽くせたと
思うので、少しほっとしたのは言うまでもありません。
あの時「抜歯」を選択しなくて良かったとつくづく思いました(-_-;)

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皆さんのお子さんにこういう目にあって欲しくはないですが、
もし似たような状況になった時にお役に立てれば、と思うので。。。


後日談※

実際は歯は死んだりせず、抜けることもありませんでした。

ただ、その後一般的な乳歯が抜ける時期に普通に抜けたものの、
その後の永久歯が約1年間生えてきませんでした(-_-;)
おそらくこの時の衝撃が、乳歯よりも永久歯に影響を与えたと思われます。


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投稿者 aoiki : 2006年06月23日 16:04

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